需要回復で増収増益 ダイセルの22年3月期

2022年05月12日

ゴムタイムス社

 ダイセルの22年3月期連結決算は売上高は4679億3700万円で前年同期比18・9%増、営業利益は506億9700万円で同59・8%増、経常利益は572億9100万円で同65・2%増、親会社株主に帰属する当期純利益は312億5400万円で同58・5%増となった。
 セグメント別にみると、エンジニアリングプラスチック部門の売上高は、2122億6700万円で同25・9%増、営業利益は、販売数量の増加や販売価格の是正などにより、257億5800万円で同21・7%増となった。
 ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどポリプラスチックスの事業は、自動車、スマートフォンなどの需要回復により販売数量が増加したことや、販売価格の是正などにより、増収となった。ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂、フィルム、水溶性高分子などダイセルミライズの事業は、需要の好調による販売数量の増加などにより、増収となった。
 マテリアル事業部門の売上高は1228億2000万円で同17・9%増、営業利益は販売価格の上昇などにより247億7100万円で同38・2%増となった。
 酢酸は、会計基準の変更により販売数量は減少したが、市況の上昇により、増収となった。酢酸誘導体は、酢酸市況の上昇などにより、増収となった。アセテート・トウは、会計基準の変更により販売数量は減少したが、為替の影響により、売上高は微増となった。カプロラクトン誘導体やエポキシ化合物などは、電子材料用途などの需要回復により販売数量が増加し、増収となった。
 23年3月期通期の連結業績予想については、売上高は5400億円で同15・4%増、営業利益は465億円で8・3%減、経常利益は485億円で15・3%減、当期純利益は370億円で18・4%増を見込んでいる。

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