コンパウンド製品値上げ 信越ポリマー、硬質・軟質で

2022年05月02日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーは4月25日、5月9日出荷分よりコンパウンド製品について価格改定を実施すると発表した。製品の値上げ幅は次の通り。硬質コンパウンドは32円kg以上。軟質・電線コンパウンド(フタル酸系可塑剤)は44円kg以上。軟質・電線コンパウンド(ポリエステル系可塑剤)は45円kg以上。軟質・電線コンパウンド(トリメリット酸系可塑剤)は48円kg以上。難燃軟質・電線コンパウンド(フタル酸系可塑剤)は56円kg以上。難燃軟質・電線コンパウンド(ポリエステル系可剤)は56円kg以上。難燃軟質・電線コンパウンド(トリメリット酸系可塑剤)は59円kg以上。いずれもグレードにより異なるので別途見積るとしている。
 塩ビ樹脂メーカーは粗原料、エネルギー、老朽化設備維持、運賃等のコストアップを背景に、昨年から4回目となる大幅な値上げを実施してきた。
 同社では「合理化努力を鋭意継続しているものの、原材料値上げはそれを遥かに上回るものであり、また、ユーティリティー、物流費の高騰等自助努力による価格維持が限界に達し販売価格の改定を実施することにした」としている。

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