ENEOSの合成燃料技術開発 NEDOグリーン事業に採択

2022年04月27日

ゴムタイムス社

 ENEOSは4月19日、同社が取り組むCO2からの合成燃料製造技術開発が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に採択されたと発表した。

 同社は、脱炭素社会の実現に向けて、次世代型エネルギー事業に取り組んでいる。合成燃料は原料に再生可能エネルギー由来の水素(CO2フリー水素)とCO2を使用することから、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体においてCO2排出量を抑えることのできるカーボンニュートラル燃料となっている。同社は、合成燃料の技術開発をカーボンニュートラル実現に向けた重要な取り組みの一つと位置付けている。

 液体燃料は、電池などと比較して、一定の体積・重量に含まれるエネルギー量が大きいという特徴を持つ。液体燃料である合成燃料は、既存インフラを活用できることに加え、電化や水素活用に適さない領域での使用が期待されており、合成燃料を開発することで、自動車、航空機、船舶などの幅広い業界におけるカーボンニュートラルに貢献することができる。

 同社は今後、小規模プラント検証、スケールアップした大規模パイロットプラント検証を通じて、プロセス全体の早期技術確立を目指していく。合成燃料コストの大半を占める原料(CO2フリー水素とCO2)のコスト低減のため、各反応工程の性能向上と、高度リサイクル技術適用によるプロセス全体の高効率化に取り組み、最終的には、液体燃料の収率を80%以上に向上させることを目指す。

 同社は、脱炭素社会の実現に貢献する同技術開発を推進し、次世代型エネルギー事業に取り組んでいくとしている。

 

合成燃料製造技術開発が採択

合成燃料製造技術開発が採択

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