三井化学 2つの新ブランド リジェネラティブな社会めざす

2022年04月11日

ゴムタイムス社

 三井化学は4月8日、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー社会の実現に向け、バリューチェーンを通してグループ横断的なソリューション提案を進めるべく、「素材の素材まで考える」/「世界を素(もと)から変えていく」をキーメッセージに、「BePLAYER(ビープレイヤー)」と「RePLAYER(リプレイヤー)」の2つの新ブランドを立ち上げると発表した。対となる2つのソリューションブランドを両輪で進めていくことで、サステナブルを超えたリジェネラティブな社会(Regenerative Sustainability)の実現を目指す。

 BePLAYERは温暖化問題の解決のために社会のバイオマス化を進める取り組みで、マスバランス方式によるバイオマス製品、セグリゲーション方式によるバイオマス製品、その他カーボンニュートラルに貢献する製品・技術の展開を進め、社会のGHG排出量削減に大きく貢献していく。

 RePLAYERは廃プラ等の廃棄物を資源と捉え再利用していく取り組みで、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、垣根を越えた連携等の取り組みを進め、新素材・リサイクルシステム・バリューチェーンの開発を通じて、循環経済の輪を大きく、太くしていくとしている。

 同社は長期経営計画VISION2030において、「未来が変わる。化学が変える」をスローガンに、「変化をリードし、サステナブルな未来に貢献するグローバル・ソリューション・パートナー」となるべく活動を進めている。また、人々の生活の基盤となっている様々な製品の素材を提供するメーカーとして、化学・科学的なアプローチで「作る責任」に応え続け、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー社会の実現に貢献していく必要がある。BePLAYERとRePLAYERは、バリューチェーンでの協働・共創を推進し、人々のライフスタイルを自然とリジェネラティブ(再生的)に変えて行き、より良い未来の姿で次世代にバトンタッチするために活動を続けていく。

 

ブランドサイトイメージ

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