デンカ、新たな水力発電所稼働 クリーンエネルギー利用拡大

2022年04月06日

ゴムタイムス社

 デンカは4月5日、同社と北陸電力の共同出資会社である黒部川電力が、新潟県糸魚川市において、新たな水力発電所として「新姫川第六発電所」の営業運転を同日より開始したと発表した。

 新姫川第六発電所は最大出力2万7900kW、年間最大で約8770万kWhの発電量(純増)を見込んでおり、水路式の発電としては有数の能力を有している。同稼働により年間約4万1000tのCO2排出量削減となり、2050年のカーボンニュートラル実現に向けたクリーンエネルギーの利用拡大に貢献する。

 100年以上にわたり自家水力発電所を運転してきた同社は、現在、黒部川電力社を含め、自家水力発電所を姫川流域、青海川流域に計16ヶ所保有している。今回の新姫川第六発電所を加えると合計17ヶ所、最大出力は合計で約14万kWとなり、約18万世帯の電力に相当し、民間製造業においては国内第2位の規模となっている。

 同社は今後もSDGsを羅針盤に、カーボンニュートラル実現に向けてクリーンエネルギーのさらなる利用拡大の検討を進めるとともに、誰よりも上手にできる仕事で全ての人がより良く生きる世界をつくる、社会にとってかけがえのない企業を目指していくとしている。

 

新姫川第六発電所全景

新姫川第六発電所全景

水力発電所所在マップ

水力発電所所在マップ

 

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