住友ゴム、2度目の選定 「健康経営銘柄」50社に

2022年03月14日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は3月10日、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2022」に選定されたと発表した。同社の選定は2020年に続き、二度目となる。

 「健康経営銘柄」は、上場企業の中から、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を選定、公表することで、企業の健康経営の取り組みが株式市場などにおいて、適切に評価される仕組みづくりに取り組むもので、2022年は50社が選定された。

 また、健康課題に即した取り組みや健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人が選定される「健康経営優良法人(ホワイト500)」は、認定制度が開始された2017年より6年連続での認定取得となる。

 同社は、健康管理規程に明文化している定期健康診断の事後措置(二次検査の受診、保健指導、産業保健職による面談)をコロナ禍においてもオンラインを用いて在宅勤務者に対しても徹底した。また、メンタルヘルスに関するセルフケア教育の強化、復職支援や治療と仕事の両立支援といった組織的な支援に力を入れ、早期発見・対応・治療に結びつけ、疾病休業日数率を大幅に減少させていることなどが評価された。

 同社は「健康経営」の取り組みをさらに推進するため、「産業保健体制の強化」と「健康文化の醸成」を長期重点目標とし、目標を達成するために、中短期重点項目に取り組んでいく。中短期重点項目は、「重症化予防」「生活習慣改善」「メンタルヘルス対策」「労働生産性の向上」「治療と仕事の両立支援」「高年齢・女性のための健康支援」「新型コロナウイルスを含む感染症に関連する対策」の7項目となっている。

 中短期重点項目の主な取り組み事例として、「生活習慣改善」では「喫煙対策」を優先度の高い重要課題とし、敷地内禁煙の拡大や喫煙率の低減を進めている。また、「メンタルヘルス対策」では ストレスチェックの活用を促進し、高ストレス者や高ストレス職場に対する早期対応を実施するとともに、管理職を対象としたラインケア講習にて部下の健康管理や事例対応スキルの向上を図っている。

「健康経営銘柄」に2度目の選定

「健康経営銘柄」に2度目の選定

6年連続の「ホワイト500」

6年連続の「ホワイト500」

動画を活用し、社内で健康セミナーを実施

動画を活用し、社内で健康セミナーを実施

 

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー