積水化学が銅賞を受賞 ESGファイナンス・アワード

2022年03月04日

ゴムタイムス社

 積水化学工業は3月3日、環境省が主催する第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門で銅賞を受賞したと発表した。

 「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」は、ESG金融または環境・社会事業に積極的に取り組み、インパクトを与えた機関投資家、金融機関、仲介業者、企業等について、その先進的取り組みなどを広く社会で共有し、ESG金融の普及・拡大につなげることを目的としている。環境サステナブル企業は、環境関連の機会とリスクを経営戦略に取り込み、企業価値向上と環境への正の効果を生み出している企業を指し、「リスク・事業機会・戦略」や「KPI」「ガバナンス」などを評価軸として選出される。

 同社グループは、長期ビジョン「Vision2030」において「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げ、イノベーションにより「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、『未来につづく安心』を創造していく」ことを宣言している。そして、環境や社会の課題をより戦略的に捉え、それらの解決に取り組むことで、社会の持続可能性向上と同社グループの持続的成長の両立を目指すESG経営に注力している。

 今回の受賞では、同社がその経営において環境課題を事業戦略に統合していること、ESG経営の推進における環境に対する問題意識が高いこと、環境長期ビジョンからバックキャストして作成した環境中期計画を立案、実行していることなどが評価されました。また、環境課題相互の連関を意識し、生物多様性が保全されている地球を目指している点が高く評価された。

 同社グループはこれからも、持続可能な社会の実現と同社グループの成長の両立を目指して社会課題解決に貢献し、ステークホルダーから信頼され続ける企業であるための取り組みを進めていくとしている。

環境サステナブル企業部門で銅賞

環境サステナブル企業部門で銅賞

 

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