ゴム薬品部門は25%増収 川口化学の21年11月期

2022年01月13日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2021年11月期連結決算は、売上高が79億3900万円で前期比19・8%増、営業利益は3億8000万円で同370・8%増、経常利益は3億8500万円で同365・0%増、当期純利益は2億8100万円で同374・0%増となった。
 セグメント別では、化学工業薬品事業の売上高は79億100万円で同19・9%増、セグメント利益は3億5000万円で同595・1%増となった。 このうち、ゴム薬品部門の売上高は45億8900万円で同24・7%増。国内の工業用品向け製品は、自動車関連産業の世界的な半導体不足、感染症の再拡大による減産影響が懸念されたが、大きな影響を受けることなく推移し加硫促進剤、老化防止剤ともに売上が増加した。また、品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途の需要増に対応し、大幅に販売を伸ばした。
 タイヤ向け製品は、堅調な輸出向けタイヤ生産により顧客の稼働が好調に推移し、売上は前期を上回った。合成ゴム向け製品は、国内自動車生産、国内タイヤ生産の回復により売上が前期を上回った。
 海外向けは、中国市場での中国子会社の大幅な増販をはじめ、東南アジア諸国での市況回復に伴う顧客需要拡大に積極的に対応した。また、海外でも医療用ゴム用途製品に注力し販売を伸ばした。
 樹脂薬品部門合計の売上高は8億7300万円で同30・4%増。樹脂薬品では、国内向けは主要顧客のアクリル酸・アクリル酸エステルの生産は回復基調となり、主要製品である重合防止剤の販売が増加した。海外向けは、中国を中心に積極的な拡販活動を行い、新規顧客を獲得し販売を伸ばした。さらに電子材料関連への積極的な拡販活動を展開した。
 中間体部門合計の売上高は11億5700万円で同19・8%増。界面活性剤中間体は、主要製品の需要が回復し、売上は前期を上回った。染顔料中間体、農薬中間体は、主要製品の販売が低調で売上は前期を下回った。医薬中間体は、医療用途脱水縮合剤の製造販売に注力し、国内、海外向けとも売上は前期を上回った。
 22年11月期の連結業績予想については、売上高が79億5000万円で前期比0・1%増、営業利益は2億5000万円で同34・3%減、経常利益は2億5000万円で同35・2%減、当期純利益は1億8000万円で同36・0%減を見込んでいる。

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