CMB特集 竹原ゴム加工 業績が18年度並みに回復 新工場は来年夏稼働を計画

2021年11月01日

ゴムタイムス社

 竹原ゴム加工(岐阜県中津川市、中島竜二社長)の前期(21年8月期)の売上高は、前期比10%増で約100億円となり、18年度の業績レベルまで回復した。
 利益面では、コロナ禍で生産現場の合理化や経費削減を取り組んだ結果、前期よりも伸びた。
 前期の上半期(20年9月~21年2月)の需要動向は、自動車メーカーの生産が急回復するのと同時に、9月から徐々に需要が回復し、11月から生産量が一気に伸長したという。その勢いが下半期(21年3月~8月)も続き、工場ではフル生産状態が続いた。ただ、21年に入ると「上半期の前半まで材料があったものの、後半から材料不足に直面し、今に至っても材料不足が続いている」(中島社長)状況だ。材料不足ではとくに、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴムの順番で厳しい状況が続いている。

 

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