エボニック、共創契約を締結 理研とイノベーション創出

2021年10月04日

ゴムタイムス社

 エボニックインダストリーズは9月30日、同社と理研鼎業が、理化学研究所(以下、理研)の科学者や研究拠点との情報交換や交流を行うため共創契約を締結したと発表した。両社は、未来社会における理想的で健全な環境を生み出す新しいコンセプトを探求する。

 同社は、理研との対話を通じイノベーションの可能性について検討していく。まず、理研発スタートアップをターゲットに据え、互いが持つ技術、研究リソースをもとにイノベーションのシーズを見出せるかを検討する。すでに「ヘルスケア」「デジタライゼーション」のテーマで関連するスタートアップと議論を開始している。さらに、同社は、理研の研究開発ネットワークとの共創イノベーションの可能性に向けた積極的な取り組みを計画している。

 油谷好浩理研鼎業代表取締役社長は、「この度のエボニック様との共創契約締結は、理研鼎業の産業連携活動の一つである理研発スタートアップとの協業を中心に大いに期待しており、連携を密に活動を進めていく」とコメントしている。

 日本におけるエボニックグループ代表フロリアン・キルシュナー氏は、「エボニックにとって、イノベーションは成長の要。日本におけるイノベーションネットワークを拡大するために、日本最大の総合研究所である理化学研究所とともに活動できることを非常に嬉しく思う」とコメントしている。

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