抗ウイルス・抗菌グレード発売 MCITの内装不燃材料で

2021年10月01日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは9月29日、同社のグループ会社である三菱ケミカルインフラテック(MCIT)が、アルミ樹脂複合板「アルポリック」の内装用不燃材料「ALPOLIC/frインナーライト」シリーズから抗ウイルス・抗菌グレードを今年10月に発売すると発表した。なお、同製品は抗ウイルス、抗菌の2つでSIAAマークを取得している。

 アルポリックシリーズは、表面にアルミニウム、芯材に樹脂を使用した3層構造からなるアルミ樹脂複合板で、さまざまな意匠・加工性・耐候性を持った銘柄を揃え、幅広い用途で使用されている。1970年代の生産・販売開始から現在に至るまで国内トップシェアであり、海外では世界130ヶ国以上への販売実績を有している。

 ALPOLIC/frインナーライトシリーズの抗ウイルス・抗菌グレードは、アルポリックが持つ軽量・高剛性・高平滑性はそのままに、表面塗装に抗ウイルスおよび抗菌加工を施した安心・安全で清潔感のある内装仕上げ材となっている。予め抗ウイルス加工剤・抗菌剤を含有させた塗料を焼付塗装しているため、取り付け後は抗ウイルス剤などの塗布等が不要となり工数削減に貢献する。さらに、一般的なエタノールや次亜塩素酸ナトリウム等の消毒剤を用いて拭き掃除しても、外観や抗ウイルス・抗菌性能が保持できる高い耐久性を有している。

 同社は、今後もMCITが市場や顧客の様々なニーズに対応すべくアルポリック製品の開発・展開を進めていくとしている。

 

抗ウイルス、抗菌でSIAAマーク取得

抗ウイルス、抗菌でSIAAマーク取得

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー