ピレリ、リード企業に認定　国連グローバル・コンパクト

　ピレリは９月20日、「国連グローバル・コンパクト・リード企業」に認定されたと発表した。認定企業のなかでは、自動車・部品部門で唯一の世界規模の企業となる。

　今年は37社がグローバル・コンパクト・リード企業に選ばれ、国連グローバル・コンパクトが定める10原則の実践に世界で最も熱心に取り組んでいるグループであることが評価された。

　同社のマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラＣＥＯ兼エグゼクティブ・バイス・チェアマンは、「ピレリにとって、産業とはイノベーションを意味し、そして、それはすべての人々の利益と環境保護のために変化を加速させることを意味する。ピレリが国連のグローバル・コンパクト・リード企業に認定されたことは、誇るべきことであり、具体的な結果をもたらす行動を通じて、チャレンジングな目標を達成するための我々の絶え間ない努力が認められたことによるものだ」とコメントしている。

　国連のグローバル・コンパクトは、企業のサステナビリティに関する世界最大のイニシアチブで、「ＬＥＡＤ（リード企業）」に認定されるためには、企業、地域ネットワーク、学会、市民社会、政府が一体となって、サステナビリティに関する複雑な問題を解決し、グローバルな目標に向けて革新をもたらすグローバル・コンパクトの「アクション・プラットフォーム」に少なくとも２つ参加しなければならない。また、参加企業は、10原則の実践によって達成された結果を詳細に記載した年次サステナビリティレポートを通じて、自社の進捗状況を報告する必要がある。

　国連のグローバル・コンパクトに属すること（同社は２００４年より参加）は、効果的な解決策には経済的、社会的、環境的資本を組み合わせたグローバルレベルでの企業やステークホルダーの共同努力による開発への全体的なアプローチが必要であるという企業信念の証となる。