化学は5割の大幅増収 宇部興産の4~6月期

2021年08月06日

ゴムタイムス社

 宇部興産の22年3月期第1四半期の連結売上高は1462億9000万円、営業利益は89億円(前年同期は6億6400万円の損失)、経常利益は89億2600万円(前年同期は12億9100万円の損失)、四半期純利益は47億5500万円(前年同期は13億3100万円の損失)となった。なお、今期第1四半期の期首から収益認識に関する会計基準を適用しているため、売上高の増減率は公表していない。
 セグメントのうち、化学は767億円で同50・0%増、営業利益は76億円(前年同期は27億円の損失)となった。事業別では、合成ゴムは、タイヤ用途を中心に出荷が堅調に推移したことに加え、原料ブタジエン市況の上昇などで製品価格が上昇し、増収増益となった。また、ラクタムは、堅調な需要による販売数量の増加、およびベンゼンなど原料市況の上昇等もあり販売価格が上昇し増収。ナイロンはラクタム市況上昇などによる販売価格の上昇に加え、自動車向けなどの需要回復もあり販売数量も増加して増収となった。工業薬品はアンモニア工場で隔年の定期修理がなく、生産量・出荷量ともに増加し増収となった。

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