米国レース参戦13台サポート 横浜ゴム、2年連続優勝狙う

2021年06月28日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月24日、同社の米国のタイヤ販売会社であるヨコハマタイヤコーポレーション(以下、「YTC」)が、27日に米国・コロラド州で開催される「第99回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦する13台に、アドバンレーシングタイヤを供給すると発表した。

 昨年の同レースでは総合優勝を果たしており、同社は2年連続のチャンピオン獲得を目指す。タイヤは「アドバンA005」「アドバンA052」を供給する。

 オープンホイールクラスには昨年総合優勝したクリント・ヴァーショルツ選手の息子であるコーディ・ヴァーショルツ選手が優勝車両「2013フォード・オープン」で参戦するほか、パイクスピークオープンクラスでは2019年タイムアタック1クラス優勝者のラファエル・アスティエ選手が「2015ポルシェBBIターボ・カップ」でエントリーしている。加えて、ジョシュア・ アラン選手の「2021テスラ・モデル3」、タナー・ファウスト選手の「2020ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ」なども参戦する。

 なお、YTCは同レースをさらに盛り上げるためワンメイクタイヤ供給を行っており、「ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツ」で競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー  by Yokohama」クラスに4年連続でストリートスポーツタイヤ「アドバンA052」を供給する。

 「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレースで、別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2862mのスタート地点から標高4300mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。これまでヨコハマタイヤ装着車は電気自動車でも参戦しており、2010年から3年連続で電気自動車の最高タイムを記録しクラス優勝している。さらに昨年は「アドバンA005」を装着したクリント・ヴァーショルツ選手の「2013フォード・オープン」が総合優勝を果たしている。

 

ジョシュア・ アラン選手の「2021テスラ・モデル3」

ジョシュア・ アラン選手の「2021テスラ・モデル3」

タナー・ファウスト選手の「2020ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ」

タナー・ファウスト選手の「2020ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ」

 

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