プラ事業はフィルム製品好調 アキレスの22年3月期

2022年05月12日

ゴムタイムス社

 アキレスの22年3月期連結決算は、売上高が759億5300万円、営業利益は8億5500万円、経常利益は15億9500万円、当期純利益は15億2500万円となった。なお、期首より収益認識に関する会計基準」を適用しているため、前年同期比は記載していない。
 シューズ事業の売上高は114億9700万円、セグメント損失は6億8100万円(前期は11億4200万円のセグメント損失)となった。
 プラスチック事業の売上高は363億700万円、セグメント利益は25億6800万円となった。うち、中間財の売上高は339億500万円。車輌内装用資材は半導体不足、コロナウイルス感染拡大による部品不足の影響を受けた自動車メーカーの生産停止および減産が継続し、国内は苦戦したが、北米、中国市場は販売が回復した。
 化成品は、北米向け医療用フィルム、中国・台湾向けエレクトロニクス用フィルム、欧州・豪州向けエクステリア用フィルムなどの海外向け製品が大きく伸長し、国内では農業・林業用生分解性フィルムが好調だった。
 消費財の売上高は24億200万円。防災対策商品は米国向けゴムボートの販売が好調に推移したが、エアーテントが伸び悩んだ。
 産業資材全体の売上高は281億4800万円、セグメント利益は13億8100万円となった。ウレタンは主力の寝具・車輌用がコロナウイルス感染拡大の影響を受けて低調に推移した。断熱資材は戸建住宅向けのボード製品、パネル製品、スチレン製品が伸長した。
 23年3月期連結売上高は850億円で前期比11・9%増、営業利益は9億円で同5・2%増、経常利益は13億円で同18・5%減、当期純利益は6億円で同60・7%減を見込んでいる。

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