三菱ケミ、SMP社株式譲渡 Sinopec社と合意

2021年05月11日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは5月7日、同社の持分法適用会社である中国の中石化三菱化学聚碳酸酯(以下「SMP社」)の保有株式を、今年10月末を目途に中国石油化工股份(以下「Sinopec社」)に譲渡することでSinopec社と合意したと発表した。

 SMP社は2009年に同社および三菱エンジニアリングプラスチックス(以下「MEP社」)の共同投資会社であるピーシーアール・インベスツメンツ・ジャパン株式会社(以下「PCRIJ社」)とSinopec社の合弁会社として設立し、ビスフェノールAおよびポリカーボネート樹脂の製造・販売を展開してきた。2012年にビスフェノールAおよびポリカーボネート樹脂の製造を開始して以来、中国をはじめとする両製品の需要増加に対応してきたが、同社は三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画に基づいたポートフォリオ改革の一環として、PCRIJ社が保有するSMP社の全株式について、今年10月末を目途にSinopec社に譲渡することとした。

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