ゴム加工事業は9%減 日東化工の21年3月期 

2021年04月30日

ゴムタイムス社

 日東化工の21年3月期連結決算は、売上収益が58億3700万円で前期比23・3%減、営業利益は3800万円で同82・3%減、経常利益は6300万円で同70・9%減、当期純利益は1800万円で同88・0%減となった。
 新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延の影響で、同社においても自動車関連を中心に、受注に大きな影響を及ぼした。受注の減少等により減収となり、利益面においても、固定費の削減や原価低減に努めたものの、販売の減少影響により減益となった。

 セグメント別に見ると、コンパウンド事業の売上高は43億7300万円で同27・1%減となった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい状況が続く中、導電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、ゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンドにおいては、自動車関連を中心に受注が大幅に減少し、前期を下回る売上高となった。
 ゴム加工事業の売上高は14億4200万円で同9・4%減となった。ゴムシートにおける自動車関連での受注が減少したこと等により、売上高は前期を下回った。
 
 22年3月期の連結業績予想については、売上高は34億2800万円で前期比4・5%増、営業利益は5700万円で同49・7%増、経常利益は4700万円で同25・7%減、当期純利益は2500万円で同36・1%増を見込んでいる。

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