上海モーターショーに出展 豊田合成、EV関連など紹介

2021年04月13日

ゴムタイムス社

 豊田合成は4月12日、中国の上海市で19日から28日までの10日間にわたって開催される「上海モーターショー」に出展すると発表した。

 同社は自動車市場として世界最大の中国を重点市場に据え、エアバッグや機能部品など付加価値の高い製品の販売拡大に取り組んでいる。今回のモーターショーでは、同国で普及が見込まれるEVなどの電動車や自動運転に関連した製品をはじめ、安心・安全・快適に貢献する各種自動車部品などを紹介する。

 主な展示品として、電動車向けの製品では「冷却配管モック」、自動運転に対応した製品では「次世代セーフティシステム」「ハンドルモジュール」が挙げられる。

 電動車向けの製品「冷却配管モック」(コンセプトモデル)では、ゴムや樹脂製の冷水パイプを用いて電池やモーターを冷却する最適なシステムを提案する。また、車の軽量化にも貢献する。

 自動運転に対応した製品「次世代セーフティシステム」(コンセプトモデル)は、自動運転時に想定される乗員の姿勢の多様化に対応するため、エアバッグをシートに一体化している。「ハンドルモジュール」(コンセプトモデル)では、人とシステムが協調して車を操作するための新たな「ヒューマン・マシン・インターフェイス機能」をハンドルに付加している。カメラとセンサでドライバーの状態を感知する「見守り機能」や、光や振動などでドライバーに情報を伝える「インフォメーション機能」を搭載している。

 

豊田合成ブースイメージ

豊田合成ブースイメージ

冷却配管モック

冷却配管モック

次世代セーフティシステム

次世代セーフティシステム

ハンドルモジュール

ハンドルモジュール

 

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