中国に車内装材の新工場 オカモト、21年12月に竣工

2021年03月18日

ゴムタイムス社

 オカモトは、自動車内装表皮材事業における世界的な市場競争力強化のため、21年12 月に中国湖北省へ新工場を設立すると発表した。
 新工場の概要については、会社名は武漢岡本汽車内飾新材料有限公司、所在地は湖北省武漢市蔡甸区、敷地面積は約1万6500平方メートル(約5000坪)、建設計画は着工が21 年5月 、 竣工が21年12 月予定となっている。なお、生産品目は自動車内装表皮材で、登録資本金は600万米ドル(約6億5000万円)だ。
 新工場の設立について、同社では自動車業界における市場は欧米からアジアに拡大してきており、中国国内には自動車メーカー及び部品メーカーの多くが生産拠点を開設している。
 内装材を含めた各部材の現地調達の動きが進められている状況に加え、中国を含めた各自動車メーカーによる「世界戦略車」としての規格統一の動きに対し、中国国内のみならずグローバルでの市場競争力をさらに強化するため、同社では日本(静岡工場)及び米国(オハイオ州)の生産拠点に加えて、中国国内に生産拠点を開設することにしたとしている。

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