モビリティは減収減益 三井化学の4~12月期

2021年02月09日

ゴムタイムス社

 三井化学は2月9日、21年3月期第3四半期の決算オンライン決算説明会を実施し、中島一取締役常務執行役員(CFO)らが説明した。

 IFRS基準による連結売上収益が8574億2800万円で前年同期比14・7%減、コア営業利益は521億8000万円で同13・0%減、親会社所有者帰属利益は330億100万円で同6・5%増となった。
 中島CFOは「上半期は新型コロナウイルスの影響による需要の鈍化に加え、基盤素材はナフサの価格の下落に伴う在庫評価損の影響を受けた。一方、第3四半期から新型コロナの影響からの回復そして、海外市況の高騰で収益状況が大きく改善した」と総括した。
 セグメント別で見ると、モビリティはエラストマー、機能性コンパウンド、海外ポリプロプレン・コンパウンドやソリューション事業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、グローバルな自動車生産台数の落ち込みに伴い、販売が減少した。機能性ポリマーはICT関連需要に的確に対応し、販売は堅調に推移した。この結果、売上収益は2208億円で前年同期比21%減、コア営業利益は195億円で同41%減となった。
 エラストーの販売量は第1四半期が底となり、第3四半期に向けて回復。第4四半期は第3四半期と同様な動きが続くと見ている

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