産業交流展がWEBで開幕 中小の最新技術や製品一堂に

2021年02月01日

ゴムタイムス社

 産業交流展は1月20日~2月19日にわたり、初となるオンライン展示会「ヴァーチャル産業交流展2020」を開催している。
 今年で23回目となる同展示会は原則として、東京都をはじめ埼玉県、千葉県、神奈川県の首都圏に事業所を有する中小企業の優れた技術や製品を一堂に展示する展示会。
 新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、当初開催予定していた東京ビッグサイトからオンラインによる展示会に切り替えた。ブースは最新のVR技術を駆使したヴァーチャル空間を用意し、会場内をパソコンやタブレットを等を使って自由に移動できる仕組みだ。696社・団体が出展している。ゴム関連企業は次の通り。
◆中野製作所
 ゴムと異種材を接着剤レスで結合する3つの複合化技術を紹介した。
 とくにゴムと樹脂を接着剤を使わずに結合する接着技術「Radicalock(ラジカロック)」は狭小面でも強固に接着が可能な技術であり、シリコーンやEPDMなどの難接着材料も結合ができる。また、ラジカロックの企業間連携開発や自社研究開発の事例を紹介したほか、同社との共同研究も呼びかけている。

中野製作所

◆東商ゴム工業
 工業用ゴム製品を中心に、ゴムローラー、スポンジローラー、樹脂ローラーを手掛ける同社は「ゴムで未来に貢献いたします」をテーマに、適正種選定、専用配合設計、試作対応、小ロット対応など、ユーザーの用途に合わせての配合設計と加工方法ができることを提案した。
 ゴム配合の開発事例として、低温加硫シリコーン材用、各種ゴムスポンジ材料、レコードカードリッジなどを挙げていた。

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