ISO特集 業務効率化などに貢献 内部監査の充実など課題   

2021年02月05日

ゴムタイムス社

 品質や環境に対する企業の取り組みの判断指標となるISOマネジメントシステム規格。本紙は昨年末から今年初めにかけてゴム・樹脂関連企業を対象にISOに関するアンケート調査を実施し、各社の取り組みを追った。
 ISO(国際標準化機機構)では、製品規格のほか、品質や環境などのマネジメントシステムの規格を制定し、多くの企業が認証を取得している。
 日本適合性認定協会(JAB)によると、品質管理のISO9001に適合する国内組織は1月27日現在2万3755件で、このうちゴム・プラスチック製造業は2215件。また、環境管理のISO14001に適合する国内組織は1万3127件で、ゴム・プラスチック製造業は1303件に上る。JAB認定機関以外で認証を取得する企業もあり、実際はより多くの企業が認証を取得していると見られる。
 ◆オガノ
 工業用ゴム・樹脂などの化成品と関連部材の製品、オリジナル製品を販売するオガノは、「工業用ゴム、化成品および関連商品の委託製造および販売」を登録範囲として、本社および全営業所でISO9001を取得している。認証導入の目的は、ユーザーのさらなる要望に応じた商品を提供するため。導入の結果、不適合に対して原因調査や再発防止といった取り組みが強化された。
 ◆オリオン
 工業・医療・理化学製品の技術専門商社として素材や製法の可能性を追求するオリオンは

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