売上高は前年度比1%減 会員の経営指数調査を発表 第21回日本ゴム工業会幹事会詳報 

2020年12月05日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会は10月29日、経団連会館で第21回幹事会を開催し、会員企業の経営指数調査結果などを発表した。
 幹事会冒頭で池田育嗣会長は「本来であれば今回、創立70周年記念行事を挙行することになっていたが、新型コロナウイルスの感染が収束に至っておらず、70周年記念行事は来年5月27日に開催する総会に延期されることになった。大変残念ではあるが、何卒ご了承いただきたい」とし、「来年5月の記念式典では、皆様の笑顔と当会の輝かしい歴史をともにお祝いできるよう祈念している」と述べた。また、池田会長は新型コロナの感染状況について触れ、「国内は未だ収束に至っていない。海外では第2波、第3波が訪れ、春より感染者が急増し、規制が強化される国も少なくない」とし、「経済も悪影響がますます増している。ゴム産業と関連の深い自動車業界を見ても、20年上半期の新車販売が前年同期比で20%を超える大幅減となり、ゴム製品の生産量もタイヤ、ベルト、ホースなど製品を問わず春以降大幅減が続いている。会員皆様の事業にも大きな影響を与えている」と言及した。
 最後に池田会長は「本日は記念行事を開催できなかったが、諸先輩やここにおられる皆様を始め、会員の方々ご指導と惜しみない御協力により当会が70周年の歴史を刻むことができたことに感謝したいと思う」と述べ、挨拶を終えた。

 

企業業績経常利益4%減
経営関係事項

 会員企業の経営指数調査は、1967年に開始され、今回は今年6月に実施。会員企業97社を対象とし、うち回答した74社の結果を集計した。
 回答した74社の業種別内訳は、自動車タイヤ4社、工業用品44社、履物4社、その他22社。企業規模別内訳

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