ゴムシート特集 生産・出荷は2桁減 設備投資回復がカギに

2020年10月19日

ゴムタイムス社

 ゴムシート(板)は土木建築を始め、自動車、一般産業機械、半導体製造装置などさまざまな産業分野で、パッキング材や緩衝材、敷物などに幅広く使われている。ゴムシートは「景気のバロメーター」とも呼ばれることもあり、経済状況とほぼ似たような傾向を示しながら、ゴムシートの生産・出荷は上下動するといわれる。

 日本ゴム工業会・ゴム板部会がまとめた20年1~8月のゴム板の生産量合計は1万1221tで前年同期比14・5%減、出荷量は1万1191tで同14・7%減。新型コロナウイルスの影響で20年のゴム板市場は厳しい状況が続いている。

 20年のゴム板の生産動向を見ると、4月が前年同月比1・8%増と上回った以外は、いずれも前年実績を下回り推移した。特に5月が同28・9%減

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