コロナ響き事業益5割減 住友ゴムの1~3月期

2020年05月19日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業の20年12月期第1四半期連結決算は、売上収益が1907億9400万円で前年同期比9・7%減、事業利益は25億7500万円で同54・7%減、営業利益は27億5300万円で同54・0%減、四半期利益は34億300万円の損失(前年同期は28億5500万円の利益)。新型コロナウイルス感染症の影響による需要の減退が大きく、厳しい事業運営を強いられた。
 セグメントのうち、タイヤ事業は、売上収益が1631億8600万円で同10・2%減、事業利益は20億7700万円で同51・6%減。国内新車用タイヤは、納入車種拡大によるシェアアップや低燃費タイヤを中心とする高機能商品の拡販を進めたが、自動車メーカーの生産台数が減少したことから、売上収益は前年同期を下回った。国内市販用タイヤは、新商品をはじめとするダンロップブランドの低燃費タイヤを中心に高機能商品の拡販を推進したが、暖冬の影響による冬タイヤの販売が前年同期を下回ったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響を受け市場が低迷したことにより、売上収益は前年同期を下回った。海外新車用タイヤは、中国を中心に自動車メーカーの工場稼働停止および減産の影響により、売上収益は前年同期を下回った。海外市販用タイヤは、アジア・大洋州地域では、特に中国において新型コロナウイルス感染症の感染拡大阻止に向けた大規模な都市封鎖が行われ、需要が大きく落ち込んだ。また、欧州・アフリカ地域および米州地域においても、新型コロナウイルス感染症の影響により市場が低調となったことから、売上収益は前年同期を下回った。
 通期予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算出することが困難であることから、期初の予想をいったん取り下げ、未定としている。
 なお、第1四半期のスポーツ事業は、売上収益が173億5100万円で同14・0%減、事業損失は3億9700万円(前年同期は8億5700万円の利益)。ゴルフ用品は、「ゼクシオ・イレブン」「ゼクシオ・エックス」が国内外で好調なスタートを切ったが、新型コロナウイルス感染症に伴うイベント中止や自粛ムード、ロックダウン等の影響を受け、国内外ともに売上収益は前年同期を下回った。テニス用品も同様に、売上収益は前年同期を下回った。ウェルネス事業も、新型コロナウイルス感染症予防対策でスポーツクラブの一時休業を実施したこと等により、売上収益は前年同期を下回った。
 産業品他事業は、売上収益が102億5700万円で同9・2%増、事業利益は8億8700万円で同67・9%増。医療用精密ゴム部品や制振ダンパー、インフラ系商材、手袋が堅調に推移した。

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