ゴム商社特集 景況感急速に悪化 「悪化する」は6割に

2020年06月01日

ゴムタイムス社

 本紙は今年3月時点で全国の有力ゴム商社を対象に「2020年3月の景気動向と2021年の景況見通し」に関するアンケート調査を実施した。 

 アンケートによると、今後(21年3月まで)のゴム業界の景況見通しについては「悪化する」と回答した企業が全体の6割を占め最多となった。次いで「緩やかに下降する」が35%と続き、全体の95%が悪化するもしくは緩やかに下降すると回答した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、国内・海外とも実体経済の悪化が急速に進んでおり、先行きは非常に不透明な状況にある。ゴム業界の景気の先行きについて、有力ゴム商社のほとんどが厳しい方向に向かうと見ているようだ。

 ◆現在の景気動向
 20年3月時点でのゴム業界の景気動向についての設問では、「緩やかに下降している」が60・0%、「悪化している」が30・0%、「変化なし」が10・0%という回答結果となった。悪化しているもしくは緩やかに下降している

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