タイヤ工場の一時停止拡大 新型コロナでグローバルに

2020年04月13日

ゴムタイムス社

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、タイヤ各社の製造拠点で操業を一時停止する対応が海外拠点を中心に一層広がった。
 ブリヂストンは、4月7日時点で、国内工場は全て操業している。海外については、米州(北米・中南米)の全14工場が操業を一時停止しているほか、欧州(中近東・アフリカ・ロシア・インドを含む)では15工場のうち12の工場が、中国・アジアでは11工場のうち中国の1工場が操業を一時停止している。
 住友ゴム工業は、4月8日時点で、受注減少を受け、国内4工場の操業を4月10~12日の3日間と5月6~7日の2日間に一時停止することにしている。一時停止するのは、愛知県豊田市の名古屋工場、福島県白河市の白河工場、大阪府泉大津市の泉大津工場、宮崎県都城市の宮崎工場の4拠点となる。また、海外拠点では、4月8日時点で、南アフリカ、トルコ、ブラジルの工場で操業を一時停止している。操業停止の時期は、トルコが4月19日まで、ブラジルが4月14日までを予定している。
 横浜ゴムは、4月8日時点で、国内拠点は通常通り操業している。海外では、米国のバージニア州とミシシッピ州の両工場と、インドとフィリピンの各工場で操業を一時停止している。
 TOYO TIREは、生産調整のため仙台工場の稼働を4月3~9日に一時休止した。海外拠点では、4月7日時点で、米ジョージア州のタイヤ工場、マレーシアのタイヤ2工場、米国の自動車用防振ゴム工場の操業を一時停止している。このうち、米国のタイヤ工場は4月19日の操業再開を予定している。

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