7年連続「なでしこ銘柄」に ブリヂストン 女性活躍推進

2020年03月11日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月9日、経済産業省と東京証券取引所(東証)が共同で女性の活躍推進に優れた企業を紹介する2019年度「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。2013年度から7年連続での選定となる。

 2019年度のなでしこ銘柄は、東証全上場企業約3600社の中から、女性活躍推進に関する「経営戦略への組み込み」や「推進体制の構築」といった7つの項目を点数化して選定された。

 同社の女性活躍推進に関する主な取り組みは、「多様性の尊重に関する方針の明示・展開」「女性のキャリア形成促進」「多様な働き方の支援」の3つ。

 多様性の尊重に関する方針の明示・展開では、2018年5月に策定したグローバル人権方針の中で「ダイバーシティとインクルージョンの尊重」を掲げ、多様性の重要性をグループ全体に明示したほか、同社国内グループ会社従業員を対象とした職場研修会やeラーニングなど、多様性の尊重に関する理解・促進を図る取り組みを推進している。

 女性のキャリア形成促進では、女性管理職の人数を2020年までに2013年対比4・2倍とすることを目標に、各部門の候補者を対象とする「女性管理職登用促進プログラム」を実施するなど、中期的な視点で女性管理職候補を育成している。

 多様な働き方の支援では、2ヵ所の事業所内保育所を運営するなど、育児中の従業員が働きやすい環境を導入した。さらに、育児や介護のための休職・休暇制度、ウェルカムバック制度、テレワーク勤務制度などの各種制度を整備し、多様な働き方を積極的に支援している。

 同社は、経営の重点課題の一つとして「グローバル経営人材の育成」を掲げ、様々な価値観や個性を持つ多様な人々が働きやすく、活躍できる職場環境整備を推進している。その中心的な柱として、同社は女性の活躍推進に関する取り組みを強化していく。

 

なでしこ銘柄ロゴマーク

 

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