小児筋電義手バンクに寄付 横浜ゴムのまごころ基金

2020年02月28日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは2月26日、同社従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が2月に「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」が筋電義手(きんでんぎしゅ)を必要とする子供たちを支援するために開設した「小児筋電義手バンク」へ活動支援金として50万円を寄付したと発表した。また、同社はマッチングギフトとして支援金と同額の50万円を寄付した。同バンクへの寄付は2017年に続き2度目で、前回の寄付に対して2018年1月に兵庫県知事および兵庫県社会福祉事業団から感謝状を授与されている。

 YOKOHAMAまごころ基金は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社は同基金の資金援助や災害義援金と同額を寄付する仕組みとなっている。

 兵庫県立福祉のまちづくり研究所は、全ての人々がいきいきと生活できるユニバーサル社会の実現を目指し、バリアフリーのまちづくりや福祉用具、義手義足の研究開発、人材育成などに取り組んでいる。その一環として小児筋電義手バンクでは子どもの成長に伴い不要になった筋電義手の回収、筋電義手の購入やメンテナンス費用を賄うための寄付の呼びかけ、訓練のための筋電義手の貸し出し、訓練を担当できる人材の育成に取り組んでいる。

 同社は、中期経営計画「GD2020」において経営基盤の強化を掲げており、CSR活動では「未来への思いやり」をスローガンに「地球環境」「地域社会」「取引先」など6つのステークホルダーごとに事業活動を通じた社会貢献を推進している。

 

筋電義手

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