20年春とり方針決まる 賃金改善・底上げにとりくむ

2020年02月19日

ゴムタイムス社

 ゴム連合(石塚宏幸中央執行委員長)は2月7日、第60回ゴム産業労使懇談会を開催し(本誌既報)、「20年春季生活改善のとりくみ方針」の内容を明らかにした。
 それによると、ゴム連合の20年「春のとりくみ」に向けた基本スタンスは、上部団体である連合の20年春季生活闘争方針にのっとり、「賃金」「一時金」「ワーク・ライフ・バランスの実現」「非正規労働者の労働条件改善」「法令遵守への取り組み」の5項目を重点実施事項に掲げている。
◆賃金
 賃金は、定期昇給・賃金カーブ維持分の確保を前提とし、経済の自律的成長、社会の持続性の実現に向けた社会的な役割と賃金の社会性の観点から賃金の底上げ・改善にとりくむ。また、自社の賃金水準の位置づけを把握し、目指すべき賃金水準と賃金課題を明確にしてその是正にとりくむ。
 賃金カーブ維持へのとりくみにおける個別賃金へのとりくみでは、①34歳から35歳への引き上げ額・率を算出して設定する。②引き上げ額の算出が困難な場合は、連合が示す定期昇給相当分2%、及びゴム連合賃金全数調査から算出した19年推定賃金カーブ率1・62%

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