メッセナゴヤ2019に出展 豊田合成が次世代技術を訴求

2019年10月31日

ゴムタイムス社

 豊田合成は10月29日、ポートメッセなごやで11月6日から4日間にわたり開催されるメッセナゴヤ2019に出展すると発表した。

 同社の目指す姿である「世界のお客様に安心・安全・快適をお届けするグローバルカンパニー」の実現に向けた取り組みとして、今後のモビリティー社会に貢献する「CASE対応技術」や、ゴム・樹脂製品の専門メーカーとして提案する「将来コンセプトモデル」などを紹介する。

 CASE対応技術では「フロントグリルモジュール」や「次世代セーフティシステム」を展示。フロントグリルモジュールは、主力製品であるフロントグリルにセンサなどの電子部品を融合し、「安全を支える機能」と「魅力的なデザイン」を両立。カメラやミリ波レーダ、LiDARなどで周辺状況を認識する「センシング機能」や運転状態をLEDの光で周囲に伝える「サイネージ機能」などを搭載している。次世代セーフティシステムは、自動運転時に想定される乗員の姿勢の多様化に対応するため、エアバッグをシートに一体化している製品だ。

 将来コンセプトモデルでは「FlesbyⅢ」を展示。ゴム・樹脂技術を活用した柔らかな車体にAIを搭載し、スキンシップでコミュニケーションができる相棒のような車で、万一の歩行者との接触時にも衝撃を吸収する「安全機能」、走行シーンに応じて車体形状を最適化する「省エネ機能」などを搭載している。

 また、要素技術として「eラバー」「縦型GaNパワー半導体」を展示。将来コンセプトモデルの実現に向けた要素技術として、 電気で伸縮する次世代ゴム「eラバー」や、高出力・高周波の 電力を扱える「縦型GaNパワー半導体」などを展示する。

 

豊田合成ブースイメージ

豊田合成ブースイメージ

フロントグリルモジュール

フロントグリルモジュール

次世代セーフティシステム

次世代セーフティシステム

FlesbyⅢ

FlesbyⅢ

 

 

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