人くる展名古屋に出展 豊田合成が次世代製品訴求

2019年07月11日

ゴムタイムス社

 豊田合成は7月10日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で7月17~19日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」に出展すると発表した。

 今回の展示会では、同社のコア技術であるステアリングホイールやフロントグリルなどの各種樹脂部品にセンサなどの電子部品を融合し、安全と快適を支える機能と魅力的なデザインを両立するモジュール製品を出品する。また、今年3月にトヨタ自動車が中国で発売した「カローラ/レビンPHV」に採用されたバッテリーケースなどの電動化対応製品を紹介する。

 主な展示品は、自動運転対応では「次世代コックピットモジュール」、電動化対応では「樹脂製バッテリーケース」となる。

 「次世代コックピットモジュール」は、自動運転時にリラックスできる室内空間を創出。車と人がコミュニケーションするためのHMI機能を備えたインストルメントパネルやコンソールボックスを搭載。次世代ステアリングホイールには、カメラやセンサでドライバーの状態を検知する機能を備えている。

 「樹脂製バッテリーケース」は、電池寿命を高める冷却機能と安全性を確保する絶縁機能を備えた樹脂製ケース。電池周りの冷却システムの最適化や軽量化などにより、車の性能向上に貢献する。

 同社は自動車業界の環境変化に柔軟・迅速に対応するため、中長期経営計画「2025事業計画」で「イノベーション・新モビリティへの挑戦」を活動の柱の1つに掲げ、CASEに対応した新製品の開発や新規事業の創出などに取り組んでいる。

 

ブース全景(イメージ)

ブース全景(イメージ)

次世代コックピットモジュール

次世代コックピットモジュール

樹脂製バッテリーケース

樹脂製バッテリーケース

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