温浴施設の照明に採用 三菱ケミのバイオプラ

2019年06月05日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは6月3日、同社のバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」が、コイズミ照明の温浴施設用の照明セードに採用され、先月より販売が開始されたと発表した。

 従来、照明セードにはガラスやエンプラなどが用いられてきたが、ガラスは割れた際に飛散の危険性があり、エンプラは耐候性が弱く変色しやすかった。

 デュラビオは、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを用いたバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性などが一般的なエンプラに勝る。同社は、これらの特徴を有しながら光を拡散することのできる照明セードに適したグレードの開発に成功し、新洸化成が有するインジェクションブロー成形技術と組み合わせることで、コイズミ照明の照明セードとしての採用を実現した。今後は屋内外の温浴施設のほか、耐久性を必要とする他の照明用途へも展開を図る。

 

採用された照明セード

採用された照明セード

施工イメージ

施工イメージ

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