ゴムシート特集 クレハエラストマー 開発品のスピードアップ図る マクセルHDとのシナジー創出へ

2019年04月15日

ゴムタイムス社

 クレハエラストマー(大阪市中央区、海﨑一洋社長)の18年度のゴムシート需要は、昨年12月あたりからやや下降局面にあるものの、総じて堅調に推移した。これにより、18年度のゴムシート事業は売上ベースで前年増の見込みとなった。

 製品別では、汎用シートはフッ素ゴムやシリコーンゴムを始め、CRやNBRなど全般的に伸長した。

極薄シート用途例

極薄シート用途例

 一方、高機能シートの極薄ゴムシートは伸び悩んだ。ただ、これは前年度が非常に好調だった影響による部分が大きく、数年前に比べて着実な伸びを見せている。極薄ゴムシートは厚さ0・05~0・2ミリ超薄膜に加え、「ユーザーの用途に応じて導電、難燃、熱伝導、絶縁、遮光性など様々な機能を付与できる」(同社)ため、ユーザーからの引き合いは増えており、今後も開発活動に注力し新規案件の獲得に努めていく。

 3メートル幅の超広幅シート「クレハスーパーワイド」

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