三菱ケミ、京東に納入 中国最大の植物工場稼働 

2018年12月11日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは12月7日、中国でECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団(以下「京東」)に納入した植物工場が完成し、稼働を開始したと発表した。

 稼働を開始した植物工場は、広さ1万1040平方メートルに及ぶ中国最大級になる。

 育苗までを人工光で行い、以降は太陽光を利用して効率的に生産を行う併用型の水耕栽培システムを採用。温度、湿度、光、液肥等を自動制御し、天候や季節に変動されることなく、高品質で均一な野菜を生産することができる。また、従来の栽培方法と比較して、大幅な節水、肥料の低減と生産スピードの向上が可能だ。

 京東は、現在この植物工場において、ほうれん草やレタス、サラダ菜などを生産しており、18年12月より同社が中国において展開する生鮮スーパーで販売を開始する。2社は今後トマトやキュウリ、イチゴなど、さらに多くの野菜や果物の生産についても検討していくとしている。

 また、同日、同社と京東は今後も植物工場事業において協力関係を継続していくことを目的に、戦略的パートナーシップ契約を締結したことも発表された。

 

植物工場の様子1

植物工場の様子1

植物工場の様子2

植物工場の様子2

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