CMB特集 ゼオンポリミクス 自動車関連を中心に堅調

2018年10月26日

ゴムタイムス社

 ゼオンポリミクス(ZPI、滋賀県大津市、佐屋利明社長)の18年上期の生産量は、4月や7月、8月が計画を上回り、通常は工場の稼働率が下がる8月に大口の案件が入り異例の伸びを見せたが、9月はやや落ち込み、トータルで前年並みとなった。

佐屋社長

佐屋社長

 ただし、MBに限ると前年比で約3%の増で、自動車関連を中心に全般的に伸びており、「最近では16年の下期が最も量が多かったが、今年の上期はそれを上回っている」(佐屋社長)という。

 製品別では、NBRやアクリルゴムともに予算を達成。汎用品はやや落ちたものの「ゼットポール」をはじめとする特殊品が堅調だった。その要因として、「従来の顧客からの発注量の増加した」(佐屋社長)と分析する。

 下期は上期より生産量は増えていくと見ており、現在の勢いを維持できれば通期でも前年を上回る生産量となる見通しだ。

 また海外拠点では、タイの「ゼオン・アドバンスド・ポリミクス(ZAP)」が好調でフル稼働が続く。中国の瑞翁化工広州(ZPG)や瑞翁化工上海(SZ)はZAPには及ばないものの、環境規制の影響を受けずに堅調を維持している状況だ。

 同社では、毎年6月・11

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