CMB特集 シンコー 国内は汎用黒物が堅調推移 九州工場で商品開発を展開

2017年12月01日

ゴムタイムス社

 暮らしを支えるゴム製品を開発し、豊かな未来の創造に貢献するシンコー(大阪府八尾市、金原良和社長)。

 17年度上半期(1〜6月)の精練事業の需要動向は、例年10〜11月が繁忙期の流れが今期に入ってからも続いており、自動車部品・建設機械・水道パッキンなど全般的に需要環境がよく、「ここ2、3年は、精練事業の環境は厳しい状態だったが、ようやく回復してきた」(同社)という。

 同社は、主力となる精練事業のほか、商品販売として自転車用タイヤ・チューブ、二輪自動車用タイヤの2本柱で事業を展開している。今期のタイヤ・チューブ事業は、管理システムの更新や倉庫改善で迅速なデリバリー対応などの営業努力でシェア拡大に成功しており、精練事業も底堅く動いている結果、前年同期比で増収となった。

 また、精練事業の内容を個別に見ると、売上比率の高い汎用の黒物が多く、シリコーンゴム、樹脂コンパウンドについても堅調に推移した。ただ、フッ素ゴムに関しては、若干落ち込んだものの、回復基調になってきている。

名嘉次長

名嘉次長

 下半期については、上半期の堅調さ

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