ブリヂストン 慶大スポーツ・コンソーシアムに参画

2017年11月21日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは11月21日、慶應義塾大学SFC研究所内の「スポーツ・アンド・ヘルスイノベーションコンソーシアム」に参画することを決定したと発表した。

 同コンソーシアムは「アスリートや関係者を支援する技術開発」を行っており、「スポーツ・リハビリテーション・医療・介護等における身体・用途に合わせた用具・製品の開発」が研究テーマの一つ。同社はこの研究テーマのもと、陸上競技用車いすでパラアスリートが装着するグローブの開発にJSRとともに取り組む。

 グローブの持ち手部分はJSRが独自の材料技術と3Dプリンティング技術を活用して開発し、車いすのリムと持ち手の接触する部分に使用するゴム素材を同社が開発する。なお、同コンソーシアムは今月から日本パラ陸上競技連盟の協力を得て、より一層パラアスリートに貢献できるように活動を強化している。

 同社は、国際オリンピック委員会(IOC)のワールドワイドオリンピックパートナーであり、東京2020パラリンピック競技大会のゴールドパートナーだ。様々な困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦し続けるすべての人の挑戦・旅(Journey)を支えていくという思いを表現した「CHASE YOUR DREAM」をテーマに、事業活動を通じてオリンピック・パラリンピックをサポートしている。

 こうした中、同社はこれまで培ってきたタイヤ開発技術やその他の技術を結集し、スポーツ義足用ゴムソールの開発など、夢に向かって挑戦するパラアスリートを支援する取り組みを開始している。今回のコンソーシアムへの参加は、同パラアスリート技術支援の一環として、産学連携で取り組むことでさらにパラアスリートに貢献していく。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー