東洋ゴムの1~6月期 原材料費の高騰響くもタイヤ事業が好調

2017年08月17日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は8月10日、東京・鉄鋼ビルディングの鉄鋼カンファレンスルームで、清水隆史社長らが出席して2017年12月期第2四半期決算説明会を開催した。

 売上高は1920億4100万円で前年同期比3・0%増、営業利益は218億3400万円で同16・7%減、経常利益は186億9500万円で同10・7%減となり、増収減益となった。
 主力のタイヤ事業の北米や欧州が好調に推移したことで、原材料費の高騰の影響を受けたものの、対前年同期と期初予想を上回る結果となった。四半期純利益については、免震ゴムの回収工事費用としての特別損失が大きく減少したことにより、110億7600億円は同414・7%増で約5倍の大幅増益となった。
 
 営業利益の増減要因では、原材料価格で89億円の減益要因はあったものの、販売数量の増大や商品構成の最適化、値上げ効果など販売面での取り組みを行ったことで販売要因で36億円の増益につながった。そのほか、北米工場の稼働率の向上など製造コスト面や販管費の圧縮などにより、減益幅を約44億円に抑えることができたと報告。その結果、期初予想の190億円に対して28億円を上回る218億円の営業利益を確保した。

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