ファインケミカル特集 平泉洋行 エラストマーユニットは順調 顧客ファーストの営業活動推進

2017年08月21日

ゴムタイムス社

 平泉洋行(東京都台東区、戸張傳二郎社長)は、エラストマー、エッチ&ケー(H&K)、機械の各ビジネスユニットがポリマー・ゴム薬品などの原料や機械の販売を行っている。

 今期(17年12月)上半期の同社全体の売り上げ・利益はともに前年同期比微増となった。

 ユニット別に見ると、売上構成比の7割占めるエラストマービジネスユニットは、売上・利益ともに前年比10%増と順調に伸びた。また、接着剤や注型剤など子会社のH&K製品を販売する、H&Kユニットは需要先のホビー・工業用試作業界が伸び悩んだが、前年並みを確保した。機械ユニットは、海外向けは伸びたものの、国内は設備投資の影響に伴いゴム用機械は厳しく、前年比マイナスとなった。

 エラストマーユニット伸長の理由について、高濱明エラストマービジネスユニットリーダーは「ポリマーやゴム薬品、ウレタン関係、熱可塑性エラストマーなど取扱製品が満遍なく伸びた」ことを挙げた。ゴム薬品ではランクセス社の製品は順調、ウレタンも新規採用となった製品が伸びている。

高濱明エラストマービジネスユニットリーダー

高濱明エラストマービジネスユニットリーダー

 樹脂関係では、クライブルグ社の熱可塑性エラストマー(SBES)は自動車用途を始め、コンシューマー向けにも採用が

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