【ホース特集】十川ゴム 特殊品で新製品開発強化

2017年04月17日

ゴムタイムス社

 十川ゴム(大阪市西区、十川利男社長)の16年度(4月~1月)のホース部門は、前年同期に比べて微増で推移した。ただ、昨年好調だった冬場の季節商品のガス管販売が2月、3月と苦戦すると見られ、トータルでは横ばいにとどまる見通し。

 ゴムホースでは、家電産業用や自動車産業用が若干減少したものの、土木・建設機械産業用や油圧機器産業用、食品機械産業用は堅調に推移した。食品関係は顧客の細かな要望に一つ一つ対応している。このため、シリコーンブレードホースは徐々に販売を伸ばしている。

 樹脂ホースは、主力の農業用の噴霧器(スプレーホース)は販売が大きく伸びる環境にはないが、需要は安定している。一方、家電用は白物家電を中心に海外に生産がシフトし、販売が年々落ちている。

 樹脂では、ホースだけでなく、燃料電池用配管でチューブ製品も開

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