ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~9月期売上高ランキング 2015年12月14日 10時 主要上場ゴム企業の2016年3月期第2四半期決算が出揃ったのを受け、同四半期の売上高をランキングした。 自動車部品関連では、米国での自動車生産増加や円安などで売上が伸び、ベルトも米国で自動車用、アジアでは一般産業用が好調だった。ただ、合成ゴムが市況価格の悪化で2社とも減収になるなど、増収企業数……
ゴムタイムス社 取材メモ 加速するオープンイノベーション 2015年12月14日 8時 ブリヂストンが11月25日と30日に開催した技術発表会は、これまでとは少し様相が異なるものだった。というのは、いずれも外部のアカデミックな研究者が同席していたからだ。 25日のタイヤセンシング技術「CAIS」の発表会には、文部科学省所管の統計数理研究所の樋口知之所長、30日の天然ゴムの簡易病害診断技術に……
ゴムタイムス社 取材メモ オールシーズンタイヤは普及するか 2015年12月7日 10時 住友ゴム工業は、全世界で展開する「ファルケン」ブランドの日本での認知度とイメージ向上を図るため、様々な施策を行ってきた。日本人パイロット室屋義秀氏へのスポンサードと、日本初の開催が話題となった空のF1「エアレース」や、昨年に続いて北青山にオープンした「ファルケンカフェ・アオヤマ2015」などで、……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~9月期営業利益ランキング 2015年12月7日 10時 主要上場ゴム企業の2016年3月期第2四半期の営業利益をランキングした。 営業利益については、売上増に伴い利益が伸びたことに加え、原料安による原価低減や円安効果、さらには生産体制の効率化、コスト削減への取り組みが実ったことなどにより、前年同期に比べて8社多い19社が増益になった。 ランキング1位……
ゴムタイムス社 取材メモ 国力反映した技術開発 2015年12月4日 12時 住友ゴム工業が12日に開催した新材料開発技術「アドバンスド4Dナノデザイン」説明会で、村岡清繁・執行役員材料開発本部長は、これが日本の技術の粋を集めたものであることを強調した。 というのも、同技術の開発には、大型放射光研究施設「SPring―8(スプリング8)」、大強度陽子加速器施設「J―PARK……
ゴムタイムス社 取材メモ ニッタ会にクリーン製品代理店が入会 2015年12月4日 9時 ニッタは先日開催された決算説明会で、ニッタ会に新たに7社が加わり合計48社になったと発表した。加入したのはクリーン製品の代理店7社。9月のニッタ
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 様変わりするタイヤメーカー社長人事 2015年11月30日 8時 タイヤメーカーの社長人事で、若返りと海外経験を積んだ人材を選出する傾向が強まっているようだ。 10月1日に就任した日本グッドイヤーのダイル・ブラッキン社長(47歳)は、オーストラリア・グッドイヤーに入社後、日本グッドイヤー技術アドバイザーを経て、グッドイヤー・アジアパシフィックでタイヤ販売ディレクタ……
ゴムタイムス社 決算談話 下期はスプレッドが圧縮 2015年11月29日 6時 「(8月にマレーシアで開所式を行ったBR生産拠点について)韓国のロッテケミカルとの合弁で、出資比率は40%。第2四半期から商業運転に切り替えた。合成ゴムの売価はブタジエンと連動しており、原料価格の上がり下がりが売価に反映する。となると、この下期はスプレッドが圧縮されるタイミングとなりそうだ」(宇部……
ゴムタイムス社 決算談話 「変える」ことはかなり難しい 2015年11月26日 12時 中計「SZ―20 PhaseⅡ」が2年目を迎えた日本ゼオン。2020年の連結売上高5000億円を目指し、社内の仕組みや風土を「変える」取組みに注力している。 田中公章社長は、中計の進捗状況について
ゴムタイムス社 決算談話 過去最高利益達成に意欲 2015年11月26日 9時 デンカは16年3月期第2四半期連結決算の中で、通期の業績予想について売上高を下方修正することを発表した。 吉高紳介社長はその理由として
ゴムタイムス社 決算談話 中国需要は依然として底堅い 2015年11月25日 15時 15年度中間決算で各利益項目が過去最高を達成した三ツ星ベルト。しかしながら、決算説明会に出席した池田浩執行役員社長室長は、
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 カー黒技術発展への期待 2015年11月16日 10時 カーボンブラック協会主催による「カーボンブラック2015アジア太平洋会議」が4~6日に横浜市で開催された。 長坂一カーボンブラック協会会長は、今回の日本開催について「光栄であるとともに、日本のカーボンブラック産業の長年にわたる成功を示すもの」との見方を示した。ただ、業界をめぐる環境が厳しいこと……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 東京モーターショー2015 2015年11月9日 10時 「東京モーターショー2015」が閉幕した。日本市場が縮小していく中で、いまひとつ存在感が薄れつつあると言われているが、それでも安全性や環境性などに関わる最先端技術の紹介や、走りの楽しさを追求した車が初公開されるなど、依然としてレベルの高さを示していた。 安全性に関して言えば、今回最も注目された……
ゴムタイムス社 取材メモ 首都圏に拠点があるメリット 2015年11月2日 10時 ブリヂストンは中期経営計画の中で、東京・小平にある生産・開発拠点の再構築を発表した。 同拠点には、技術センターと東京工場があるが、再構築ではタイヤ生産の一部を移管して縮小する一方、研究開発については新たに4つの強化領域を設定し、それぞれ施設を建設することになった。 同工場の歴史は古く、久留米工……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 変わる国内拠点の位置付け 2015年11月2日 10時 ブリヂストンが東京・小平市の開発・生産拠点の再構築を発表した。生産部門の一部を他の国内工場に移管する一方、開発部門を強化することで、新たな顧客価値を創出する技術革新や、ソリューション型提案力の強化を図る。 同社に限らず、国内の拠点については単に高品質の製品を生産するだけでなく、
ゴムタイムス社 取材メモ 工作機械の内需減は2年ぶり 2015年11月2日 9時 工作機械の受注金額が減少している。日本工作機械工業会が発表した15年9月の受注速報によると、受注総額は1096億9700万円で前年同月比19・1%減。21ヵ月ぶりに減少に転じた8月に続いて、前年同月割れとなった。内訳は、内需が480億2900万円で同2・3%減、輸出が616億6800万円で同28・6%減……
ゴムタイムス社 取材メモ 下期のエラストマーは10%増に 2015年11月2日 9時 JSRの上期のS―SBRの販売量は、前年同期に比べて約30%増加した。一方で、全体的には1%程度のマイナスになった。ということは、上期はS―SBR以外が不振だったことを意味している。 その背景は、日本のタイヤ生産が減少していること。1~9月で約5%減となっており、同社のエラストマーの販売量の
ゴムタイムス社 語録 「我々の使命としてやらなければならい」 2015年10月30日 10時 「先日発表したFCV水素ホースは、全国で水素スタンドがまだ少ない事から、それほど多くの量を出すことはできないと思う。ただ、我々が供給することによって、次のモビリティーがサステインできるなら、我々の使命としてやらなければならい」(グアユールの技術説明会で持続可能な社会の実現について話すブリヂストン中……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム技術がFCV普及に貢献 2015年10月26日 10時 愛知県稲沢市の豊田合成所有地に、西尾張地域では初となる「移動式水素ステーション」が開設された。 燃料電池自動車(FCV)の普及に向けた動きが本格化する中、これ以外にも、横浜ゴムとブリヂストンが水素充填用ホースを開発したり、
ゴムタイムス社 取材メモ HP刷新効果で地上波放映 2015年10月26日 9時 企業の情報発信ツールとして、ホームページ(HP)は欠かせない存在だ。SNSへの対応やSEO対策など、新しい課題もあるが、世界中のどこからでもアクセスでき、情報が簡単にシェアできるという利便さは他には代えがたい。 今年6月、テレビ朝日系列で放送された「大改造!!劇的ビフォーアフター」で、クレハエラ……
ゴムタイムス社 取材メモ ほぼ100%の 米国リトレッド率 2015年10月26日 9時 横浜ゴム、ミシシッピ工場の開所式を取材した際に、現地のリトレッド工場を見学する機会を得た。 日本ではリトレッドの台タイヤを確保するのが難しく、質の良い台タイヤを如何に確保するかが工場稼働率向上の課題となっている。 アメリカでも同様の問題があると思い、質問したところ「全く困っていない」との回答を……
ゴムタイムス社 取材メモ ゴム連合誕生秘話「机を叩いたことも」 2015年10月24日 6時 先日開催されたゴム連合10周年記念式典で、あいさつに立った山本昭二委員長がゴム連合誕生の経緯について語った。 それによると、1991年7月に、全日本ゴム労連がブリヂストン労働組合に対して、双方の組織を連携し、連合(日本労働組合総連合会)への加盟を具現化したいと、申し入れが行われた。 その後、両組……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 町工場の存在がノーベル賞に 2015年10月19日 10時 今年のノーベル賞で、物理学賞に梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長、医学生理学賞には大村智・北里大学特別名誉教授が選ばれた。昨年も3人の日本人が物理学賞を受賞しており、改めて日本の学術のレベルの高さを示したと言える。 梶田氏は、ニュートリノに質量があることを示す現象を世界で初めて確認した。それまで……
ゴムタイムス社 取材メモ 改めて展示会の意義とは 2015年10月19日 9時 9月30日~10月2日に東京ビッグサイトで開催された、材料と技術の複合展「エヌプラス2015」(主催・プラスチック工業技術会)を取材して、展示会がいかに新製品開発や新規顧客の獲得などにつながるかを改めて知らされた。 例えば、霜田ゴム工業はNBRを基に、配合によってシール性と滑り性を持たせた「滑るゴ……
ゴムタイムス社 取材メモ 合成ゴム各社が事業基盤再構築 2015年10月19日 9時 世界最大の合成ゴムメーカー、ランクセスと世界最大の石油およびエネルギー供給事業者であるサウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコ社が共に、多岐に渡る戦略的パートナーシップを構築することになった。 ランクセスは、新しく設立する合弁会社に9ヵ国20ヵ所の製造施設と約3700名の従業員を擁する、タイ……
ゴムタイムス社 取材メモ 九州は世界有数の自動車生産地 2015年10月16日 19時 九州ゴム工業会の創立50周年祝賀会における講演で、三井物産㈱機械・輸送本部九州統括の杉山信幸氏が、九州地区における産業の特長を解説した。 それによると、14年の乗用車生産台数が150万台を超える国は、世界に11ヵ国あり、日本は第2位の827万台で、九州地区の自動車生産は約130万台。つまり、九州は世……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 懸念されるゴム商組の組合員減 2015年10月13日 10時 全国の工業用ゴム製品卸商業組合の組合員数は、3年連続で減少する一方、賛助会員数は逆に増加していることが、全国連合会のアンケート集計報告で明らかになった。 全国の組合員数は今年4月で553社となり、昨年から6社減った。一方、賛助会員は164社から170社へと6社増えている。 組合員数の変化を地区……
ゴムタイムス社 取材メモ 国内再編はメリットなし 2015年10月13日 9時 「国内再編のメリットは少ない」と語るのは東海カーボンの長坂一社長。 記者懇談会の席上、「構造不況を脱却するために、国内メーカーとの再編はありえるのか」との質問に「電極もカーボンブラックも今のままでは立ち行かない」とし、「カーボンブラックの国内需要は年々縮小している。為替が円高に戻った場合、国内……
ゴムタイムス社 取材メモ 原油安がバイオマス由来ゴム置換の足かせに 2015年10月13日 8時 横浜ゴムはバイオマスを原料とした合成ゴムの新技術を相次いで発表している。 先日開催されたタイヤ技術勉強会の中で、研究本部の日座操技師長は、「植物由来原料の実用化は、原油価格が安いため、石油由来原料との競合では実現性が低い」との見解を示した。 喫緊の原料価格について「今まで高騰していたが、ここ最近……
ゴムタイムス社 取材メモ 究極のスタッドレスはいつ実現? 2015年10月13日 7時 スタッドレスタイヤ商戦が始まった。近年は非降雪地域で大雪が降ることも珍しくないため、タイヤメーカー各社は降雪地域はもちろん、非降雪地域での販売強化にも努めている。 スタッドレスタイヤが発売されたのは三十数年前のこと。それ以前は金属製のピンを埋め込んだスパイクタイヤが使われていたが、舗装路を傷つ……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 コンプライアンスの徹底を 2015年10月5日 10時 東芝とフォルクスワーゲンという、世界的なメーカーの不正が明るみに出た。日独の名門企業の問題を振り返ることで、教訓としたい。 東芝の不正会計問題は、インフラをはじめとする主要事業で、2008年4月~14年12月の約7年間に、総額1518億円もの利益を水増ししていたというものだ。 その背景についてはい……
ゴムタイムス社 語録 技術と技能の違い 2015年10月5日 5時 「技術とは理論を実際に応用する技であり、知っていることを実際にやってみて、実務に役立てるようになって初めて技能になる。ゴム加工はコツや勘に頼る経験的技能に負うところが大きい。だから、実際に経験してみなければならない」(墨東ゴム工業会の三木会で開催された東京ゴム製作所OB大坪氏の講演で)
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 自然災害への万全な備えを 2015年9月28日 10時 8月10日の豪雨で茨城県や栃木県、宮城県などで洪水が発生し、大きな被害が出た。被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。 日本列島は環太平洋火山帯の上にあり、火山活動と地震活動が活発な上、台風の通り道にあることから、これまで多くの大規模な自然災害に見舞われてきた。 このため、国や自治体などで……
ゴムタイムス社 取材メモ 全てのタイヤに合う合成ゴムは? 2015年9月28日 6時 ある合成ゴムメーカーの担当者によると、現時点では、世界の全てのタイヤメーカーの要求に当てはまるような製品はあり得ないのだという。 例えば、日本をはじめとする設計能力の高い先進国のタイヤメーカーは、グリップ力と転がり抵抗の低減
ゴムタイムス社 取材メモ 上海ショック後も株価を上げた企業 2015年9月28日 5時 8月下旬、上海株式市場の暴落に端を発した世界同時株安により、東京株式市場も大きな影響を被った。8月24~28日の5日間、ゴム関連企業32社のうち、半数を超える17社が年初来安値を更新した。そんな状況の中、ゴム企業の中にはストップ高を記録するほど急騰した銘柄があった。 朝日ラバーは昨年10月より、独自の分……
ゴムタイムス社 取材メモ 「NITTO」ブランドの高い存在感 2015年9月28日 5時 東洋ゴム工業の15年12月期中間決算は、最終的に免震ゴム問題への対応により当期純損失を計上した。ただ、売上の約8割を占めるタイヤ事業は好調で、営業利益および経常利益は、第2四半期としては過去最高を達成。特に北米での売上は、前年同期実績比で2割以上伸長している。 同社の北米市場における高いプレゼンス……
ゴムタイムス社 語録 九州のゴム産業の発展に向けて 2015年9月28日 4時 九州ゴム工業会と日本ゴム協会九州支部の目的は、九州ゴム工業がゴムのビジネス、日本ゴム協会九州支部がゴムのサイエンスとテクノロジーと微妙に異なるが、究極的な目標としては九州のゴム産業を発展させようということで一致しているので今後も協力していきたい(創立50周年記念祝賀会の西村氏の来賓のあいさつで)
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 天然ゴム技術の開発進む 2015年9月14日 8時 住友ゴム工業が、ロシアタンポポを新たな天然ゴム資源として実用化するための共同研究を、米ベンチャー企業と開始した。ロシアタンポポについては、すでにブリヂストンと独コンチネンタルタイヤが実用化に向けた研究を行っており、天然ゴムをめぐる技術開発が加速しそうだ。 ロシアタンポポは
ゴムタイムス社 取材メモ 日米欧は成長市場にあらず 2015年9月14日 7時 日本建設機械工業会の藤岡純会長(コベルコ建機社長)は、建設機械需要予測を発表した記者会見の質疑応答で、記者からの北米市場をどう見ているかとの問いに対し、個人的意見と断った上で「基本的に日米欧の先進国は、成長しているというイメージは持っていない」と答えた。 これらは
ゴムタイムス社 取材メモ 自動車で拡大する高機能樹脂の採用 2015年9月14日 6時 クラレは、ポリアミド系スーパーエンジニアリング・プラスチック「ジェネスタ」の自動車分野への展開を進めている。 自動車用途としてのジェネスタの特長は、耐熱性・耐衝撃性・耐摩耗性・
ゴムタイムス社 取材メモ 次世代の事業育成のために 2015年9月14日 6時 一般産業用伝動ベルトの好調さが寄与し第1四半期が増収増益となったバンドー化学。同社は中長計の第1フェーズの達成、または第2フェーズの準備に向けて、次世代の柱となりうる新事業を育成している。 その育成のため、研究領域はオプトエレクトニクス、医療、保健などの領域に注目。同社は昨年から神戸大学と医療……
ゴムタイムス社 語録 大学では学べないゴム技術 2015年9月14日 5時 「関西ゴム技術研修所は、高分子の基礎からゴム材料、配合技術、練り技術、ゴム試験など幅広いカリキュラムで系統的にゴム技術全般の知識を吸収できる場所になっています。現在の大学や大学院にはこのようなカリキュラムはないと思うので、しっかりとここで学んでほしい」(関西ゴム技術研修所入学式で大阪ゴム工業会加貫……