取材メモ 「自社株買い」がもたらす効果とは

2016年04月15日

ゴムタイムス社

 弊紙で「週刊ゴム株ランキング」の連載が始まって以降、「自社株買い」という文言がたびたび紙面に登場するようになった。

 「自社株買い」とは、企業が自社の株式を買い付けること。自社株は、1株あたりの利益(EPS=当期利益÷発行済み株式数)を計算する際に分母の株式数から除かれるため、自社株買いはEPSの向上をもたらす。また、市場を通じて余剰資金を株主に戻す「株主還元策」の一つでもある。そのため、株価の上昇要因となりやすい。

 今年に入り、ソフトバンクや日産自動車などが大規模な自社株買いを発表して、話題を集めている。

 ゴム関連では、三ツ星ベルトが2月8日~6月30日までに、200万株を上限とする自社株買いを行うと明らかにしたのをはじめ、日本ゼオン(取得期間:2月26日~3月9日、取得上限:500万株)、デンカ(取得期間:16年3月8日~17年3月7日、取得上限:950万株)、バンドー化学(取得期間:3月15日~9月30日、取得上限:200万株)といった企業が自社株買いを発表した。なお、日本ゼオンは取得期間終了前に、上限の500万株を取得し終わり、3月25日に消却を完了している。

 今年、大規模な自社株買いが相次いでいる背景に

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