横浜ゴム 三重交通の大型電気バスにトラック・バス用タイヤを寄贈

2017年03月21日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは3月17日、同社の三重工場(三重県伊勢市)が三重交通の大型電気バスのデザインリニューアルに合わせ、リニューアル車両向けにトラック・バス用タイヤを寄贈したと発表した。

 横浜ゴムと三重交通は、ともに伊勢市が主導する低炭素社会づくりに取り組む「電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会」に参画し、協力関係を築いている。横浜ゴムによるタイヤ寄贈は2014年、2016年に続き3回目。リニューアル車両は3月15日から運行されている。

 伊勢市は「伊勢市環境基本計画」や「伊勢市地球温暖化防止実行計画」に基づく地球温暖化対策として、「電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会」を設立し、化石燃料に依存した暮らしから低炭素社会での暮らしに移行していくため、電気自動車などの普及啓発に取り組んでいる。

 三重交通は2014年3月から伊勢市内乗合バス路線で大型電気バスの運行を開始している。電気バスの導入は東海地方のバス会社では初、また国産大型電気バスの通年営業は全国初の取り組み。電気バスを幅広い世代に周知、浸透させるため当初から「ポケットモンスター(ポケモン)」のブランドマネジメントを行っているポケモンからデザイン協力を得ており、今回のリニューアルでは様々な「電気タイプ」のポケモンが外装、内装に配置された。

 三重工場はトラック・バス用、ライトトラック用、SUV用タイヤの専用工場。今回寄贈したのは低燃費指向オールシーズンタイヤ「ゼン702ZE―i」で、従来品(ゼン701ZE)に比べころがり抵抗を18%低減させ、燃費向上を図っている。

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