三井化学は６月５日、１００％子会社であるＫｕｌｚｅｒ ＧｍｂＨが、人口増加により口腔ケアの需要が高まる中東地域でのさらなる売上拡大を目的として、サウジアラビアに地域統括会社（通称：Ｋｕｌｚｅｒ Ｓａｕｄｉ Ａｒａｂｉａ）を設立し、２０２５年４月27日に開所式を行った事を発表した。式には現地歯科製品ディーラーやＫＯＬ（販売促進に影響力を持つ医師や専門家）ら約２００名が出席した。
今後成長が期待される中東地域の中でも、サウジアラビアは経済規模が大きい地域大国であり、歯科関連製品についても最大の市場国となる見込み。また、他の中東諸国への影響力も大きく、中東地域での活動における最重要国となる。サウジアラビアの顧客の需要に幅広く応えるべく、サウジアラビア政府の「地域統括会社誘致策」に対応することで、政府系の事業に優先的に参入できる体制を整えた。
ＫＳＡの設立により、口腔ケアの需要が高まるサウジアラビアやその他の中東地域へ、Ｋｕｌｚｅｒの保有する高機能、高品質で実績のある歯科製品・サービスを提供し、中東地域における社会課題の解決に貢献していく。加えて、同社グループのグローバル戦略における重点市場となるアフリカ地域へも展開していく。
同社グループは、ライフ＆ヘルスケア事業において事業構造強化を進めながら、各国で求められる製品・サービスを的確に捉えたソリューションを提供し、いのちと健康、豊かなくらしに貢献するグローバルリーディングカンパニーを目指していくとしている。
開所式の様子
開所式後に開催した講演会の様子
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