ニチリンの1~9月期 減収も営業利益が2割増加

2016年11月10日

ゴムタイムス社

 ニチリンの2016年12月期第3四半期連結決算は、売上高は368億9900万円で前年同期比2・0%減、営業利益は50億3800万円で同21・1%増、経常利益は44億2300万円で同5・9%増、四半期純利益は25億7600万円で同15・1%増となった。

 日本では顧客向け国内販売が堅調に推移したことに加え、昨年4月から納入を開始したVW向け販売が好調に推移したが、外貨建て売上が急激な円高の影響を受けたことより、売上高は209億4300万円、営業利益は10億5900万円となった。

 北米では、自動車市場はガソリン安を背景に昨年来の好調を維持しており、ドル建て売上高は伸びたものの、円高の影響により売上高は100億400万円となった。営業利益はロボット化による生産性改善、不採算となっていた曲管ホースの日本子会社への生産移管や、西海岸港湾ストライキのあった昨年に比べ物流費削減の効果もあり8億900万円となった。

 中国では経済が減速する中、自動車市場では昨年10月開始の小型車減税と、SUV車の需要増により販売台数は下支えされており、元建て売上高は伸びたものの、円高の影響により売上高は64億500万円となった。営業利益は生産性改善活動による効果もあり営業利益は7億4200万円となった。

 アジアでは二輪車市場、四輪車市場ともに内需に陰りがあるものの、二輪用ブレーキホースの販売に加え、新しく商品投入したフューエルホースの販売増や、ベトナムで昨年4月から納入を開始したGM向け売上が好調に推移していることから、売上高は85億2100万円、営業利益は20億5800万円となった。

 欧州では、欧州メーカーからの受注により堅調に推移しており、売上高は18億2900万円、営業利益は9300万円となった。

 通期の連結業績予想は、8月9日発表の予想からの修正はなく、売上高が485億円で前期比4・6%減、営業利益が61億円で同5・8%増、経常利益が56億円で同4・3%減、親会社株主に帰属する純利益が32億円で同3・7%減を見込んでいる。

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