住友ゴム ダンロップ全国タイヤ安全点検を実施 整備不良率は41%

2016年10月28日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は10月28日、10月8日に43都道府県45会場で「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を実施したと発表した。

 今回の点検では、燃費の悪化、走行性能の低下、偏摩耗の原因となる「空気圧の過不足」が最も多く確認された。

 ダンロップでは、2008年10月から年2回、タイヤ点検と安全啓発活動を全国の道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で16回目の実施となる。

 タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布するなど、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求していく。

 今回の活動では45会場で4159台のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の40・5%で、その内容は(重複含む)空気圧の過不足が25・2%と最も多く、続いて残溝不足が12・7%、タイヤ表面の損傷が6・6%、偏摩耗が6・1%という結果となった。なお今回の活動により、これまでの累計点検台数は8万台を超えた。

 ダンロップでは、今後もドライバーにタイヤの安全で正しい使用方法や管理方法などを伝えていく方針。

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