横浜ゴム CDPの気候変動Aリスト企業に認定

2016年10月27日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは10月27日、持続可能な経済を実現させる活動を行う国際NGOのCDPから「気候変動Aリスト」企業に認定され、25日に東京都中央区の東京証券取引所で開催された「CDP2016日本報告会」で発表された。

 横浜ゴムは昨年もCDPの気候変動情報開示先進企業「クライメート・ディスクロージャー・リーダー・インデックス(CDLI)」に選定されている。

 気候変動Aリストとは、企業活動が気候変動対応と戦略で世界のリーダーであると評価された企業に与えられる。今年度は全世界で6000社以上、日本では500社を対象に実施され、CDPの質問書に対して自社の気候変動情報を開示した企業のうち、世界で193社、日本で22社がAリストに認定された。

 CDP2016日本報告会で挨拶に立った小松滋夫取締役常務執行役員は「温室効果ガス排出量の削減に寄与する『環境貢献商品』は現在98%に達している。特にタイヤでは最高レベルの環境性能に加え、雨天や降雪時の操縦安定性、耐久性や耐摩耗性能にも優れた商品を提供し続けていく」と述べた。

 同社は中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」の基本方針に「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを掲げ、温室効果ガスの削減にも積極的に取り組んでいる。

 来年までに国内外の全生産拠点で50万本の植樹を目指す「YOKOHAMA千年の杜プロジェクト」を進めているほか、生産現場への高効率設備の導入や徹底した省エネ活動、太陽光発電や風力発電など自然エネルギーの導入などを推進。環境負荷を低減する製品開発も積極的に進めている。

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