【フォトニュース】九州ゴム工業会 創立50周年記念祝賀会を開催

2015年09月14日

ゴムタイムス社

 九州ゴム工業会(中島幹雄会長)は9月7日、福岡市博多区のホテル日航福岡で創立50周年記念祝賀会を開催した。

50周年記念講演の会場

50周年記念講演の会場

 同工業会の会員の代表者らをはじめ、九州大学大学院教授の西村伸氏など総勢約80名が参加し、盛大な祝賀会となった。

約80名の参加者で賑わう祝賀パーティ

約80名の参加者で賑わう祝賀パーティ

 祝賀会開催の前に、創立50周年記念講演として、三井物産㈱機械・輸送本部九州統括の杉山信幸氏を招き、「九州の先端産業(航空機・自動車)の現状と将来」のテーマで講演会が開催された。
 杉山氏は自動車産業や航空機産業の世界並びに日本の現状そして、九州の状況を解説した。杉山氏によると、2014年世界の乗用車生産台数では、150万台を超える生産国は世界に11か国のみであり、日本は第2位の827万台。そのうち、九州の自動車生産は約130万台と説明し、「九州は世界でも有数な自動車生産拠点である」(杉山氏)とし、「九州地区は生産だけではなく、設計・開発から生産までを一貫して担うことができる拠点として成長中である」(杉山氏)と述べた。一方、航空機産業は九州地区にはエンジニア多く、自動車産業で培った、優れた技術を有する企業が多く存在するなかで、「今後の航空機産業が順調に成長すれば、有力な候補地となる」(杉山氏)と今後の見方を示した。

九州の先端産業について講演する杉山次長

九州の先端産業について講演する杉山次長

 講演会終了後、場所を移し祝賀会を開催。祝賀会の冒頭、中島会長は会長に就任してからの10年間の取り組みや同工業会の展望について述べた。その取り組みについては、「協力と競争の調和」という考えを同工業会のポリシーとして掲げた上で、「我々は同業者であると同時に、競争者である。競争についての施策を行うよりも、協力する分野に注力してきた」(中島会長)と述べ、会員企業の受注促進のための全国へのアピール、有益な情報の共有と協力、そして、親睦活動の活性化などの3本柱に絞り活動してきたことを紹介した。

九州ゴム工業会の今後の展望を述べる中島会長

九州ゴム工業会の今後の展望を述べる中島会長

 具体的には、06年に立ち上げた九州ゴム工業会のホームページは、会員企業の既存のホームページが閲覧できるほか、会員情報をもとに閲覧者がそれぞれの目的に応じた、製品やサービスを行う企業に閲覧できるように工夫した。また年2回の講演会を日本ゴム協会九州支部の協力を得て充実させ、兵庫ゴム工業会青年クラブとの交流会などを実施することで会員同士の親睦を深めることにも力を入れている。

 今後の展望については、親企業を頂点として一次、二次、三次と多重に下請企業が裾野を広げる従来の下請分業構造や、日本経済そのものの市場の縮小化を例に挙げ、「今までのやり方では生き残っていくことは難しい。まず我々が行うことは下請けからの脱却ではないか」(中島会長)と見解を示し、自社製品の開発や大手企業と共同開発により一次、二次部品メーカーとして成長することを提案した。
 また、福岡県は九州大学などの支援機関で恵まれている地域であることを示し、「後は、我々がいかに自らの技術と外部のリソースとの融合し、発展させていくかが重要で、最後には経営者の意思と熱意にかかっている」(中島会長)と語った。

 引き続き来賓として、九州大学大学院教授の西村氏があいさつをした後、テクノ月星の代表取締役社長の井上定男氏が乾杯の音頭を務めた。

来賓のあいさつする西村教授

来賓のあいさつする西村教授

乾杯の音頭をとるテクノ月星の井上氏

乾杯の音頭をとるテクノ月星の井上氏

 祝賀会途中には、同工業会に貢献した功労者表彰として、東和コーポレーションの安倍徳博氏、吉野憲司氏が表彰されたほか、中島会長から創立50周年記念行事として、同工業会と九州大学、福岡県工業技術センター化学繊維研究所のほか、地元の研究機関と協力して燃料電池車向けゴム製品について開発を行っていくと発表された(本紙3374号に詳細記載)。

 中締めは東和コーポレーション代表取締役社長の山口隆氏があいさつを行い、山口氏の音頭に合わせて万歳三唱し、締めくくった。

中締めのあいさつする東和コーポレーションの山口氏

中締めのあいさつする東和コーポレーションの山口氏

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