豊田合成 上海拠点を移転、中国での技術開発機能を強化

2015年01月14日

ゴムタイムス社

 豊田合成は1月13日、中国地域における技術開発機能を強化するため、上海市の「豊田合成(上海)管理有限公司(以下、上海TG)」を2015年1月に移転・拡張したと発表した。

 移転後の所在地は中華人民共和国上海市閔行区。稼働開始は1月から。投資額は約1800万元(約3億円)。延べ床面積は2400㎡(オフィス:1200㎡、実験棟1200㎡)。技術員数は約50名(2017年度計画、天津・佛山分公司含む)。

 同社の中国地域における自動車部品事業は、上海市・天津市・張家港市・福州市・佛山市および台湾に計10拠点を展開し、現地のトヨタ自動車などのカーメーカーにゴム・樹脂製品を供給している。

 上海TGは、現地顧客のニーズに迅速に対応できる技術開発体制を構築することをねらいに、床面積が従来の約4倍となる実験エリアを有する事業所へ移転し、内外装部品やエアバッグなどの製品やゴム・樹脂材料を評価する試験設備を導入した。

 また、天津市と佛山市の分公司(支社)で製品設計に従事する人員も含め、技術員を3年後には現在の約1・5倍となる約50名にする計画。

 同社は今後もグローバルで技術・開発体制を強化し、世界の顧客に選ばれるグローバルサプライヤーを目指していくとしている。

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